新中野整体院ブログ

GAME OF DEATH

ブルース・リー関連のお話を最後に1つ。

やはり話題として面白いのは「死亡遊戯」だろう。

GAME OF DEATH.jpg

これはブルース・リーの遺作。

実は個人的にあまり好きではない。

そう思っているファンも多いと推測する。

というのも、この死亡遊戯の製作途中に

ブルース・リーが亡くなってしまった事による

顔がわからない様にした代役によるアクションシーン。

顔のアップ映像は過去作品からの流用。

そして無理のあるストーリー展開。

そこは仕方ないのだが

ブルース・リーの考案したストーリーが大幅に変更され

そこにブルース・リーの思想が無い。

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが

実際のブルース・リーによるアクションシーンは

ラストの一連の戦いのシーンで

カリ使い、ダン・イノサント戦

合気道のチー・ハンサイ戦

巨人のジャバール戦のみ。

さて、実際にブルース・リーが考えていた

ラストの戦いのシーンでは

各階層に武道家が待ち構える塔を登っていく展開で

この塔は6階建てという構想だったとの事。

1階には50人の武道家が居るが

突出した才能はなく数だけであるという展開。

2階は足技が得意なウォン・インシック。

武道に於ける分裂を意味している。

3階は蟷螂拳(とうろうけん)のターキー木村で、手技の名手。

別の意味で武道に於ける分裂を意味している。

ここでいう分裂とは、流派の分裂という事の他に

使えるものに自ら制約を掛けてしまったという事。

4階はカリ使い、ダン・イノサント戦。

型にはまった規則的な技を

型なき変則的な技で打ち破る展開。

5階は合気道のチー・ハンサイ戦。

投げと関節技の名手。

ここで打撃系ではない相手を

総合的な技で打ち破る。

この様に塔を登っていくという行為については

自らの進歩、向上を意味しているとの事。

そして最上階の6階は巨人のジャバール戦。

体格差のある相手との戦いになるが

それよりも大きなテーマとしては

このジャバールが流派を持っていないという事。

流派を持たない型なき型のジークンドー

ブルース・リーにとって

ジャバール戦は自らとの戦いであるというテーマ。

自らの探求、自らの影との戦い。

そして次の様なニュアンスを付け加えている。

人は勇気をもって自らの影と向き合う必要がある。

多くの場合、人は自らの影を他人に投影している。

つまり、自らの影を認めずに他人のものにしている...と。

うーむ...耳が痛い(苦笑)

しかし耳を塞いでばかりでは

きっと居られないのだろう(と...反省しつつ)

ブルース・リー関連のお話

一旦閉幕にしましょう。

2017.8.3 小杉

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中心加速 末端加速 同時加速

身体の動かし方のお話。

例えばボクシングのストレート。

空手でいうと逆突き。

球技でいう投球の動きも。

これらは軸回旋による腕の加速。

中心の関節から動き始め

時間差を置いて、より末端の関節が動き始める。

これを中心加速(造語)と呼ぶ。

しなりが出て末端の速度をより速くする。

反面、予備動作が大きく動きを読まれやすく

起動から最高速に達するまでの時間が遅い。

また、より末端の関節の起動が先走ったり

より末端の関節の起動の時間差が遅いと

繋がりが悪く十分加速できない。

一方、古武道などで予備動作を

少なくする或いは無くす為の打ち方は

末端の関節から動き始め

時間差を置いて、より中心の関節が付いてくる。

これを末端加速(造語)と呼ぶ。

末端の最高速、に達する時間がより早い。

より中心の関節が付いてくる時間差が遅いと

手打ちになりやすく

中心の関節を追従させようとすると中心加速になりやすい。

中心の関節と末端の関節

それらの中間にある関節が一体となって

同時に加速させる。

これを同時加速(造語)と呼ぶ。

末端の最高速をより速く、同時に

最高速に達するまでの時間もより早い。

中心加速の状態から

末端への起動の繋がりのタイムラグを縮める試み。

末端加速の状態から

中心への起動の繋がりのタイムラグを縮める試み。

これは非常に難しい。

しかし関節にはその角度、位置をモニターする

センサーがあって、その情報を脳に送り

フィードバックしてコントロール出来る能力が

身体には備わっている為

不可能ではない。

このケースはちょっと極端でしたが

ちょっと別の話をしてみると

手技療法家などから良くアドバイスされる様な

日常生活の中で避けた方が良い有害な動作、姿勢

取り入れると良い有益な動作、姿勢のコントロールは

十分、可能であり重要な事でしょう。

所で、既述の如く同時加速を

実演している有名な武道家といえば

前回の映画レビューのスーパーアクターでもある

ブルース・リーでしょう。

2017.7.29 小杉

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THE WEY OF THE DRAGON!

前回の映画レビューの

パイレーツ・オブ・カリビアンを見に行った日

新宿ピカデリー(映画館)で

ブルース・リーの映画の再上映の事を知った。

「ドラゴン危機一髪」

「ドラゴン怒りの鉄拳」

「ドラゴンへの道」

「燃えよドラゴン」の4作品。

各作品、一夜限りの再上映。

パイレーツ・オブ・カリビアンを見た翌日

「ドラゴンへの道」が再上映されるという事で

チケットを衝動買いしてしまった...。

ドラゴンへの道.jpg

「ドラゴンへの道」は「燃えよドラゴン」と甲乙付け難いが

1番好きなタイトル。

当日はナビゲーターの方が居て

ブルース・リーのエピソードなどを少し聞かせてもらった。

それによるとブルース・リーは、すき焼きが好きなのだそうだ。

それは奇遇だ、好みが合う!

それは置いておきまして

その日の観客の入りは114人で中々のものなのだそうだ。

そしてその日、7月20日はブルース・リーの命日という事で

そのファンの皆さんで黙祷する流れとなった。

ブルース・リーの命日については

何となく知ってはいたがはっきり記憶していた訳ではなく。

少なくともナビゲーターの方から聞かされるまでは気が付かなかった。

ファンとしての思い込みですが

少し運命的な気がした。

今宵、ブルース・リーに会えたと。

ブルース・リーに夢中になり出したのは19の頃で

その熱に火をつけたのがこの「ドラゴンへの道」

本作の主人公、タン・ロンは

ブルース・リーの演じるキャラクターでは1番好きなのですが

ドジで誠実な青年、そして武術の腕前は最高峰。

あるレストランの用心棒として雇われた。

最初の戦いのシーンで敵役をのばした時

それまで白い目で見ていたヒロインの目の色が変わる。

もう唖然としてしまう訳。

それはファンも同じ事。

アレを見て皆やられてしまうのだから

素人目にも明らかにわかる

誰も真似できないであろう速さと技の機能美...

武道の技だけではなく

視線の動き、声、話し方、歩き方、ジェスチャー

その一挙手一頭足の全てに。

加えて武道哲学も最高峰か。

さて、本作の一番の見どころは

コロシアムでのチャック・ノリスとの戦いですが

そこは書かないでおこう。今更感もあるし。

若い世代で見た事が無い方は

この究極のワンマンショーを見てみる事をオススメしておこう。

今回、私も映画のスクリーンで見る事が出来て良かった。

そして閉幕後に拍手が起こる。

これは珍しい現象の様に感じた。

ブルース・リーファンってイイ!

彼はある意味でカッコ良過ぎる。

今尚、熱が冷めていないから参るな...

そしてこの翌日に上映する「燃えよドラゴン」

を見れなかったのが少々残念である。

2017.7.24 小杉

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パイレーツ・オブ・カリビアン

久々に映画レビューでも。

ディズニー映画「パイレーツ・オブ・カリビアン -最後の海賊-」

パイレーツオブカリビアン.jpg

ディズニー映画らしいエンターテイメント作品。

気軽に楽しめるのが良い。

ジョニー・デップ演じる主役のジャック・スパロウは

異質なエンターテイナーとしてのキャラが際立っている。

他の役がハマらないのもある意味納得。

コレがハマり過ぎているから。

しかしワンマンショーにはなっていないだろう。

そしてシリーズ通して

敵対する海賊が現実離れしており個性的で面白い。

また中には実在する海賊も作中に登場させている。

-生命の泉-では黒髭ことエドワード・ティ―チが敵海賊のボスとして登場。

-デッドマンズチェスト- -ワールドエンド-では

伝説上の深海の悪魔デイヴィ・ジョーンズが登場する。

ストーリーの大枠のパターンは

敵の海賊が何らかの形で呪われていて

その呪いを解く為、敵味方共に入り乱れて

何らかのアクションを起こして

海上での戦いが勃発するという展開。

今回も同様のパターンで

元々人間だった敵のボスは...

色々あって変貌していたのであった。

詳しくは是非劇場で。

さて余談になりますがシリーズ通して

映像がダイナミックで幻想的。

月明かりや太陽光

靄と、時にはクリアな大気感

荒波や、時に凪の海と海賊船。

イギリスの画家、ターナーっぽいと思ったが気のせいか...。

それから、エンドロールの後に暗黙の予告が入る。

しかし...エンドロール長いんだよなぁ。

2017.7.23 小杉

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矛盾と一致

「数学は確かに良くできている。しかし自然は常に私たちの鼻をつまんで引きずり回す」

物理学者アインシュタインの言葉ですが

数学と物理学は両者共に

正確な理論に裏打ちされた学問だと思いますが

机上の理論が数学

自然界の理論が物理学で

それらはオーバーラップする相互関係にある。

正確無比な両者ですが「ある同じテーマ」に於いて

矛盾点が出る事があって興味深い。

GPSは人工衛星から地球上の位置を割り出すシステム。

距離=時間 × 速さ

時間の経過が不変であれば

机上の理論値と

自然界の理論値、つまり実測値は

限りなく一致に近付くはず。

しかし実測値は数十kmずれる。

これではカーナビは実用できない。

一般相対性理論では、より重力が大きい場所で

特殊相対性理論では、より速度の大きい場所で

時間の経過は遅くなる。

人工衛星より地上の方が重力は大きく

地上より人工衛星の方が速度が大きい。

両者ともに時間の経過を遅くさせる要因を持っているが

比較すると地上の方がやや時間経過が遅い。

人工衛星に搭載された正確無比な原子時計は

結果として地上の時計より進む。

そこで相対性理論に基き

人工衛星の原子時計を補正して

地上の時計に時刻合わせしているという訳。

この事例は補正計算の結果

理論値と実測値がめでたく一致した。

次に、三次元の定義。

縦、横、高さの軸の広がりがある事。

これにより立体物が出来上がる。

空間もまた然り。

逆に0次元の定義は

縦、横、高さの軸の広がりが無い。

まさしく何も存在しない状態。

1次元はというと縦の軸の広がりを持った存在で

2次元は縦と横の軸の広がりを持った存在

しかし厚みが0であれば両者も存在しない。

つまり、点と線と平面は

三次元空間の、この現実世界では存在しない。

存在しないものを使って正確に扱う理論と計算...。

これをメルヘンと言わずして何がメルヘンだろう。 ※メルヘン=広義では空想的な物語

反面、点と線と平面を動きとして捉えると

現実世界でもある意味存在し得る。

その部分では両者はめでたく一致したと言えなくもない。

しかし次の事例はどうだろう。

目の前に壁があって爪先から壁までの距離は1m。

その半分の距離に歩を進めると残りは50cm。

常に爪先から壁までの半分の距離だげ歩を進めると

爪先は壁に永久に近付くが交わる事は無い。

数学の漸近線というやつ。

物理学では、空間を小さくしていくと

これ以上小さくは出来ない領域にぶつかる。

漸近線はこの一歩先に進むと交わってしまう。

漸近線もメルヘンチックだ...。

他にも色々あるだろう。

矛盾と一致という物事が。

小理屈を捏ねたいわけではないですが(内心少し捏ねたい...笑)

理論と現実の狭間を空想力で旅する事が

学問の探求ではないかと思う節がある。

そこの部分、手技療法に於いても。

2017.7.19 小杉

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